タイプライターのリボン/消耗品の交換方法
手動式タイプライターのインクリボン、電子式タイプライターのインクリボン/修正テープ/活字の交換方法をご説明いたします。
ここでは文字だけの説明で分かりにくいかと思いますが手動式タイプライターのリボン/消耗品の交換方法をご説明いたします。文字だけだと少し難しく感じられるかもしれませんがリボンご購入時に添付している「リボンの交換手順書」では画像を多く使用してはじめての方にも分かりやすく丁寧にご説明しています。こちらの手順書をお付けしてからこれまでリボンが交換出来なかったとご連絡をいただいたことはございません。タイプライターのインクリボンはどなたでも交換できるかと思います。
手動式タイプライターのインクリボンをお買い上げのお客様には画像付きのリボン交換手順書をお付けしています。
手動式タイプライターは交換に少し手間が掛かりますが安価なシングルスプールリボンと交換の容易なダブルスプールリボンをご用意しています。ダブルスプールリボンはシングルスプールリボンに比べてリボンを巻く手順が不要となります。
トップカバーのある機種はトップカバーを外してリボンが巻いてあるスプールを⾒える状態にしてください。
(シングルスプールリボンのみ)
スプールをゆっくり⼿で回転させて左右どちらかのスプールにリボンを巻きます。スプールの回転が悪くなったら巻き取りを中断してください。残りのリボンは【⼿順5】で完全に巻き取ります。
リボンガイドから古いリボンを取り外します。 機種によってはシフトロックをセットしてリボンポジションセレクターを⾚にして更にタイプバーを上に固定するとリボンホルダーが上に上がり作業しやすくなります。リボンを取り外す際はピンセットを使用されると細かい作業でもやりやすく、手を汚さず作業できます。
スプールを⽌めているネジやキャップがある機種は左右とも外してスプールを取り外します。
機種によってはキャップやネジではなくレバー式のリボン押さえが使われています。この場合リボン押さえを外側に開くように外します。これでタイプライターからリボンとスプールが取り外されました。
(シングルスプールリボンのみ)
残ったリボンを完全に巻き取ります。リボンをスプールから取り外す際にスプールの⽀柱にある⽮印型のツメなどにリボン⽌められている場合はツメからもリボンを外してください。※機種によってはツメではない⽅法でリボンが固定されている場合もあります。この場合はリボンの固定⽅法を覚えておいてください。なおこのとき取り外したリボンが巻かれていない空のスプールは再利⽤しますので破棄しないでください。
(シングルスプールリボンのみ)
新しいリボンとスプールを⽤意して、新しいリボンの端にある丸い⽳に【⼿順5】で空になったスプールの⽀柱にある⽮印型のツメにリボンをひっかけます。
ツメへの取り付けはピンセットを使用されると細かい作業でもやりやすく、手を汚さず作業できます。
※ツメではない⽅法でリボンを固定する場合もあります。olivettiタイプとbrotherタイプはリボンの端にハトメがついています。このハトメが隠れるまでリボンをスプールに巻きつけます。
新しいリボンスプールを⽤意します。当店オリジナルの⾦属製スプール(olivettiタイプ以外)を取り付ける場合は付属のアダプターをスプール受けに挿⼊します。
左右のスプールをタイプライターから出ているスプール受けのシャフトに通してスプールを⽌めているネジやキャップを取り付けます。リボン押さえがある機種はリボン押さえを開きながら作業してください。このとき、⿊/⾚のリボンの場合は⾚が下になるようにセットします。スプール受けのシャフトに⼩さなピンがある機種はスプール中⼼の⽳の周りにある⼩さな⽳のどれかにピンがはまるように取り付けてください。
リボンを円柱状の部品の外側を通してリボンリバーシングガイド(またはシフトレバー)の間を通してください。
ピンセットを使用されると細かい作業でもやりやすく、手を汚さず作業できます。
olivettiタイプとbrotherタイプは、リボンの端にあるハトメをリボンリバーシングガイドより外側になるようにセットしてください。最後に【⼿順3】の逆の⼿順でリボンをリボンガイドに取り付けて終了です。
ここではIBM 電子式タイプライター Wheelwriterを例にインクリボンおよび修正テープの交換方法をご説明いたします。各メーカー間で若干の違いはありますのであくまで参考程度にしてください。
ブラザーの電子タイプライター用互換活字は純正と取付手順が異なりますので、必ず動画を参照の上、お取り付けください。