手動式タイプライターの使い方を図解でご説明します。電子式タイプライターも基本的には同じ操作になります。
ペーパーペイルスケール(メモリ付き用紙抑え)を持ち上げ、タイピングする用紙をプラテンの奥側の隙間に入れます。
プラテンノブ(用紙の巻き送り)を奥側(後ろ)に回すと用紙が巻き込まれていきます。プラテンノブを前後に回すことで用紙を思いどおりの位置にセットすることが出来ます。
万が一タイプ用紙が斜めに傾いたりズレ足りした場合は、ペーパーリリースレバー(用紙のロックを解除してフリーにします)を手前に引き、用紙位置を微調整することができます。用紙を整えたら、ペーパーリリースレバーは元の位置に戻してください。
マージンセットスライダー(タイピングする左端、右端を記憶する機構)を押さえながら、タイピングの始めの位置とタイピングの終わりの位置へそれぞれ移動させて印字範囲を設定します。マージンセットスライダーが動かない。という場合はきちんと”押さえながら”動かしているか確認してください。古い機種では稀に固着しているものもございます。その場合はあまり無理をしないでください。
思ったようにタイプしてみてください。スペースキーやタブキー、シフトキーはパソコンで慣れ親しんだ機能と同じです。因みに、タイプライターの多くは数字の1がありません。数字の1をタイプするには、L(エル)の小文字をタイプして代用します。
連続して大文字をタイプしたい場合など、シフトキーを継続して使用したい場合は、シフトロックキーを押します。パソコンのキャップスロックキーと同じ役割です。パソコンと違うのはメカニカルにシフトキーを押した状態が維持されるされるところです。