タイプライターについてよくある質問
タイピングをされる用紙(幅)に合ったタイプライター(用紙幅/印字幅)が必要となります。
対応用紙幅と用紙サイズを参考に、ご検討ください。
代表的な電子式タイプライターの対応用紙幅は以下の通りです。
機種名 | 用紙幅 | 印字幅 |
---|---|---|
olivetti LEXIKON-100 | 13.0 インチ(330mm) | 9.0 インチ(229mm) |
IBM Wheelwriter1000 | 14.75 インチ(375mm) | 11.0 インチ(279mm) |
IBM Wheelwriter2500 | ||
IBM Wheelwriter1500 | 16.5 インチ(420mm) | 13.2 インチ(335mm) |
IBM Wheelwriter3500 |
代表的な用紙幅は以下の通りです。
用紙の種類 | 用紙サイズ |
---|---|
A3用紙 | 縦420mm×横297mm |
A4用紙 | 縦297mm×横210mm |
A5用紙 | 縦210mm×横148mm |
A6用紙 | 縦148mm×横105mm |
A1用紙 | 縦841mm×横594mm |
A2用紙 | 縦594mm×横420mm |
B1用紙 | 縦1030mm×横728mm |
B2用紙 | 縦728mm×横515mm |
B3用紙 | 縦515mm×横364mm |
B4用紙 | 縦364mm×横257mm |
B5用紙 | 縦257mm×横182mm |
IBMの電子式タイプライターとolivettiの電子式タイプライターは、文字の大きさが異なる3種類(10P、12P、15P)の活字を用意しています。それぞれの数字(10P、12P、15P)は、1インチ(2.54cm)に何文字打てるかを示します。例えば、10Pの活字ですと2.54センチの範囲で、10文字タイプ出来ることになり、1文字の大きさはおおよそ2.54ミリとなります。但し、文字間隔がありますので、厳密には、2.54ミリではなくそれより少し小さいサイズになります。1文字のサイズは以下の通りです。
あまり小さい用紙の場合は、そのまま用紙を送ると、用紙の下の方が印字できないことがあります。このような場合例えば、写真をアルバムに固定するフォトコーナーというものを併用したりすることで印字が可能になる場合が多いです。
基本的に問題はありません。
注意点としましては、シール用紙を挿入しているときは、用紙の方向は一方通行(送り)です。逆送りしてしまうとシールが剥がれて巻き込んでしまう場合があります。
ご使用の用紙をお送りいただければ当店で印字テストを行うことが可能ですので、ご相談ください。
タイプライターの種類というより、リボンの特性によって、用紙の表面処理によっては印字の滲みやかすれが出る場合があります。以前当店で販売していた、IBM純正のリボンはそのようなこともあり、現在は滲みの少ない互換品を販売の対象としております(純正品もご希望があればお取り寄せ可能ですが、純正は高価です)。また、リボンの生産国が変わるだけでも違いが出る場合があります。
ご検討中のお客様は、ご使用の用紙をお送りいただければ当店で印字テストを行うことが可能ですので、ご相談ください。
申し訳ありませんが、当店はご来店対応は致しておりません。
IBMのタイプライター(電子式)であれば、ご注文確度、地域などの条件が整えばお客様先にお伺いデモンストレーションに伺うことができます。ご相談ください。出張料金が掛かる場合があります。
不定期ですが、お取扱いしています。
当店で販売する中古タイプライターは、オーバーホール(洗浄)/クリーニング済で当店基準の保証を付けて販売しておりますので、安心してご使用いただけます。
近年、程度のいいタイプライターの入手が困難で、出品頻度は多くありません。
このため、オークションサイトなどでお好みのタイプライターをお探しされ、当店へ修理やオーバーホールをご依頼されるお客様が増えています。
手動式タイプライターの場合、大抵は作業が可能ですが、極端に古いタイプライターはお受けできない場合があります。
電子式タイプライターの場合、IBMのタイプライターは殆どの場合対応が可能です。その他の電子式タイプライター(例:Canon製の電子タイプライター)は、故障内容によりますが、電子部品の交換が必要な場合、対応が難しい場合があります。
brotherの電子式タイプライターは活字を交換することで、英文以外の活字(カナ)をタイプできます。IBMおよびolivettiの電子式タイプライターのカナ英文活字は販売終了しています。また、手動式式タイプライターでもカナ文字がタイプできるものが存在します。
本体のお取扱い、修理対応は承っておりませんが、インクリボンは一部機種でお取り扱いがあります。
写真のようなカセットタイプのみのお取り扱いで、丸型のリボンの販売は終了しました。なお、印字用リボンと訂正用テープとも純正は販売終了のため、互換品のご提供となります。
デイジーホイール/活字等、各種消耗品をお取り扱いしています。
メーカーで生産が終了している商品でも、世界各国から代替商品をお取り寄せしています。タイプライターは元気なのにリボンがなくて使えない。ということがないよう、努力しています。
当店に在庫のあるものでしたらご相談ください。
タイプライターの修理、オーバーホール等をご依頼のお客様には、当店の在庫にお客様のタイプライターあれば無料でお付けしています。必ずしもご希望のタイプライターの説明書があるとは限りませんので、以下のタイプライターマニュアル/カタログリストからお客様のタイプライターをご確認ください。
電子式タイプライターは、各商品の販売のページにオンラインカタログをご用意しています。
手動式タイプライターは、新品での販売はありませんので、ご用意はありません。
ロシア語の手動式タイプライターは新品では生産されておりません。
中古の手動式タイプライターでしたら、稀に入荷する場合があります。
olivettiの手動式タイプライターで程度がいいものに限り、お引き取りできる場合があります。
その他のタイプライター(電子タイプライターを含む)は、未使用品または程度が極上のものであればお引き取りできる場合があります。
但し、どんな程度のいい状態(未使用品でも)、当店で販売する際には、オーバーホールなどの整備が必要であるため、高額の買取には至りません。そのため、少しでも高く買取をご希望の場合は、オークション等(https://auctions.yahoo.co.jp/)への出品をお勧めしております。
ご相談ください。印字見本等を電子メールでお送り致します。
新品タイプライター(一部中古)には、インクリボンが1個添付されています。電子式タイプライターは勿論、活字が付属しています。
中古タイプライターもまた、新品のインクリボンを1個お付けしています。それ以上の個数が必要であれば、別途ご注文いただく形となりますが、タイプライターと同時梱包が可能ですので、インクリボンの送料は不要です。
電子式タイプライターであれば、別売りのデイジーホイール(活字)を用意することで対応が可能です。
デイジーホイールは、独文/仏文/インターナショナルといった種類が用意されていますが、現在、当店で販売しているものは英文のみの販売となっております。
Canon製のタイプライターは、メーカー販売終了となりお取り扱いしておりません。
インクリボン/消耗品等の保守部品については、純正品が販売終了しているものでも、代替品をご用意しています。
一部のタイプライターは、数字の「1」がないものがあります。その場合、数字の「1」は、英小文字の「l(エル)」を使用します。
タイプライターはその特性上、9割は他のキーを代用します。
厳密に言うと、打圧により印字濃度は変わります(強く打てば濃く、弱く打てば薄く)。
但し、一般的にタイピストは打圧を意識する必要はありません。手動式タイプライターの場合、名前のとおりタイピングは手動ですので、場合により打圧が異なり印字濃度に変化が出ます。
タイプする人の感情さえもタイピングに出てしまう、ちょっとした手書きのようですね。これが現代でも手動式タイプライターが人気な理由です。
貿易関係の書類は、Eliteピッチ(1インチに12文字印字可)が多いようです。
このため、お勧めの機種は、Eliteピッチを持った機種です。
手動式タイプライターでもEliteピッチのものはありますがあまり多くありません。ご予算があればピッチを可変できる電子式タイプライターをお勧めします。
現在、電動式タイプライターは生産されていません。
電動式タイプライターは修理も難しいため(電源を起因した修理はお受けしていません)、手動式のタイプライターまたは電子式タイプライターをお勧めします。
brotherの電子式タイプライターWordshotVには、カタカナモデルを印字できるモデルが存在しましたが、現在は生産されていません(活字の販売はあります)。
手動式タイプライターでは、brother製などでカタカナが打てるモデルが存在します。
エットーレ・ソットサス作の「valentine」は、1960年イタリアで作られたolivetti社製のタイプライターです。
ポストモダン・デザインの代表格ソットサスの手による世界初の携帯用タイプライターで、ニューヨーク近代美術館の永久コレクションにも選ばれています。
タイプライターのイメージを打ち破った、まったく新しいポータブル・タイプライター。バスケット・シフト方式、自動インデンテーションなど、olivettiタイプライター独自のすぐれた機能が備わっています。
valentine、lettera32とも、1960年に製作されましたが、大変人気があるタイプライターだった(今でも)ため、世界中で1993年復刻版が生産されました。
オリジナルと比べて異なる点としてよく言われるのが塗装品質です。オリジナル版の方が綺麗な赤色をしていると評判です。また、金属で出来ているパーツがプラスチック製になっていたり、コストダウンと思われる箇所もあります。
復刻版のいくつかのvalentineは、新品でも調整不十分なものがあり、当店で販売した全ての復刻版valentineは、新品であってもオーバーホールに近いメンテナンスをしてから販売しておりました。タイピング結果もツブが揃わないものが多く、調整の範囲を超えてしまうものもございます。全体的にシビアな機械になりますので、専門店でしっかり調整されたタイプライターをお探しされることをお勧めします。
復刻版=新しい=程度が良い とは限らない場合もございます。当店でお勧めするのは、スペインで製作されたvalentineです。
因みに、ケース上部のネジ隠し(メクラ)は復刻版では特に割れやすい(接着が雑)ため、修理ご依頼時は破損する場合もございます。
なお、復刻版モデルにつきましても販売が終了しています。
生産国によってある程度、見分けることが出来ます。あくまで一例であり、例外もあることをご理解ください。
セカンドバージョンとファーストバージョンでは、インクリボンのカバー部分が異なります。
生産国 | モデル |
---|---|
イタリア製 | 初期モデル |
スペインまたはブラジル製 | セカンドモデル |
メキシコ製 | オリジナルまたは復刻版(現在は販売終了) |
トップカバー上部にvalentineと書かれているものと、valentine-Sと書かれているものがあります。
これらはの違いは、タブレターキー(赤色)の有無だと一般的には考えられています。ただ、当店の経験ではその法則にあわないものもあるようです。
生産国によってある程度、見分けることが出来ます。
生産国はボディーカバーの後ろにあるプレートに明記されています。
生産国 | 製造年(推定) |
---|---|
イタリア製 | 今から30年前ほど ボディーカバーはアルミダイキャストのグレーです。 |
スペイン製 | 今から5~20年前ほど |
ブラジル製 | 今から10~15年前ほど ボディーカバーはプラスチックです。 |
目安としてポータブル(フラット)タイプライターと呼ばれているものは、通常のコピー用紙で2~3枚ほどが限界です。スタンダードタイプは、7~8枚まで対応できるものもあります。
比較的厚手の用紙にタイピングを予定している場合、ご相談いただければ可能かどうかお調べ致します。
液晶ディスプレイ付であれば、印字する前に誤字、脱字を確認することが出来ます。
現在販売されているタイプライターの中では、IBM Wheelwriter3500に液晶ディスプレイが付いています。 液晶ディスプレイ付のタイプライターは、現在こちらの機種のみとなります。
電子式タイプライターの一部機種では、本体メモリに保存できるものがあります。 記憶装置がついているタイプライターでは、ワープロやパソコンと同様に、文章を保存/読み出しすることが出来ます。
一度、作成/保存しておけば、簡単に文章を呼び出すことができるので、編集に便利です。
状況によりますが、2週間から1ヶ月前後見て頂けると幸いです。olivettiの電子式タイプライター(LEXIKON100)であれば修理期間中、代替製品をお貸しすることが可能です。ご利用には往復の送料ご負担と貸し出し料(3,300円)が掛かります。台数限定のためご期待に添えない場合もありますので、事前にご相談ください。
Triumph-Adler製のタイプライターは現在、輸入されていません。
新品タイプライター(一部中古)の販売は行っていませんが、インクリボン等の保守部品の販売、修理等のメンテナンスはお受けしています。
電子式タイプライターであれば、デイジーホイール(活字)の交換で対応出来ますが、現在、当店では販売しておりません。
手動式タイプライターでは、ドイツ語のタイプライターをご用意する必要があります。
電子式タイプライターではデイジーホイールを使用することで対応可能です。
デイジーホイールのピッチや書体の種類は、ご使用状況やお好みに合わせてお選び頂けます。デイジーホイールは、ワンタッチで交換できるので、書類によって書体を替えるということもよく行われています。
タイプライターは印刷時の位置決めが思い通り簡単に出来ます。
パソコンやワープロの場合、「市販の伝票でこの位置に印字したい」という場合、位置決めに苦労しますが、タイプライターはダイレクトに用紙に印刷しますので、位置決めが簡単に出来ます。
他にもカーボンコピー用紙等、重要書類の複写に便利です。
お客様環境によって、商品画像と実物のカラーリングが異なって見える場合があります。予めご了承ください。
IBMの電子タイプライターをお買い上げのお客様で、東京/神奈川/千葉/埼玉の地域に限り、品物のお届けと同時に無料で回収致します。
それ以外のお客様は大変申し訳ありませんが、廃品回収業者等をご利用の上、お客様先での処分をお願い致します。
タイプライターはゴミやホコリを嫌います。
特に、セグメント部(活字のついたバーが扇形に並んでいる部分)はゴミがつまると故障の原因になりますので、使わないときはキャリングケースにしまってください。
ケースに入れるときはキャリッジリターンレバーを奥側に押し折りたたみ、キャリッジロックとシフトロックをしてください。
以下の点を確認してください。
リボンの反転用金具(ハトメ)が、リボンリバーシングガイド側にないかを確認してください。
リボンは反転用金具(ハトメ)が、リボンリバーシングガイドより外側に来るようにセットしてください。
以下の3点を確認してください。
キャリッジロックレバーを持ち上げて解除してください。
キャリッジロックレバーは、タイプライターをケースに収めたり、持ち運ぶときに、キャリッジが動かないように押さえておくものです。レバーを持ち上げるとロックが解除され、下げるとロックします。よく、プラテンが動かない→タイプライターが壊れている。と思われる方がいらっしゃいます。このような場合、キャリッジロックが掛かっていることが考えられます。このレバーを動かして、キャリッジロックが解除できるか確認してみてください。
リボンポジションセレクターをご確認ください。
まず、ご使用のタイプライターのリボンポジションセレクター(リボンの切り替えレバー)が、ステンシルになっていないか確認ください。
リボンポジションセレクターとは、リボンの色を切り替える機能です。機種によって異なりますが、代表的な機種では、上から赤、ステンシル、黒の3段階になっています。ステンシルになっていると、リボンガイドが上がらず、印字されません。
以下のページでご説明しています。
大きく分けて6つの種類があり、サイズや形式等によって、いくつかの呼び方があります。
電子式タイプライターは、デイジーホイールを用紙に打ちつけてタイプします。
このため、電子式タイプライターは、カーボン紙等の用紙を使用した複写には最適で、一般的には、おおよそオリジナル用紙1枚+カーボン用紙4枚+タイプ用紙4枚程度まで複写可能です。
IBMの電子タイプライターは用紙の厚さに対して打圧力を調整出来ます。
ご検討中のお客様は、ご使用の用紙をお送りいただければ当店で印字テストを行うことが可能ですので、ご相談ください。
デイジーホイールという活字を使ってタイプします。
活字を使用しますので、文字はとても鮮明です。
電子式タイプライターであれば可能です。
オートコレクション機能、マニュアルコレクション機能のある電子タイプライターであれば、ワンタッチできれいに修正することが出来ます。
指定位置へタイピング出来るのが、タイプライターの特徴でもあります。
ワープロやパソコンでは特定の位置に印字することがとても難しいのですが、タイプライターはダイレクトに用紙にタイプしますので、とても簡単に出来ます。
基本的にスペースキーは右手の親指でタイピングを推奨します。
左手を自由にした方が何かとタイピングはしやすいようです。但し、特に意識されずにお使いやすい手でご使用いただいてもよろしいかと思います。
リボンを止めているオレンジのキャップですが、殆どのvalentineはネジ式となっており、反時計回りに回して外します。
稀に上に引き抜くタイプがございますので、回らないようでしたら上に引き抜いてみてください。