タイプライターの専門用語についてよくある質問
1インチあたりに印字できる文字数で、簡単にいうと文字のサイズ、文字間隔が広いか狭いかです。
PICA 10P |
1インチ幅(2.54cm)にアルファベットが10文字打てるフォントピッチで、文字サイズは約2.54ミリです。 公文書、契約書、論文に使用されることが多く、一般的なタイプライターのフォントピッチです。 |
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ELITE 12P |
1インチ幅(2.54cm)にアルファベットが12文字打てるフォントピッチ、文字サイズは約2.11ミリです。 一般文書、個人文書、商業文に適しています。パイカより文字が小さいので、ラベル印字など印字範囲の制約がある場合、エリートピッチが好まれます。 |
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MINI 15P |
1インチ幅(2.54cm)にアルファベットが15文字打てるフォントピッチ、文字サイズは約1.69ミリです。 |
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カナコンビ |
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ケースに収めたり、持ち運ぶときに、キャリッジが動かないように押さえておくものです。
レバーを持ち上げるとロックが解除され、下げるとロックします。よく、プラテンが動かない→タイプライターが壊れている。と思われる方がいらっしゃいます。このような場合、キャリッジロックが掛かっていることが考えられます。このレバーを動かして、キャリッジロックが解除できるか確認してみてください。
上から押さえながら、左右任意の位置にすばやくキャリッジを移動させます。
キャリッジを右に戻すと同時に行送りをします。
ケースに収めたり持ち運ぶ際、レバーを奥側に押し、折りたたむことが出来ます。
プラテンの回転をフリーにして、任意の行への移動が出来ます。
このキーを強く押したまま左右のプラテンノブを回転させます。
シフトキーをロックする場合に使用します。
大文字やキートップ上段に配置されている各種記号を、”連続して”タイプ出来る便利な機能です。ロックは、シフトキーによって解除出来ます。
主に行送り(改行)を行うときに使用します。パソコンやワープロ等と、用途は同じです。
セットした位置まで、素早く移動することができる機能です。タブセットした位置で止まるまで押し続けてください。
作表時、一定の位置にキャリッジを止めることが出来ます。
任意の位置にキャリッジを移動させ、このレバーを上に押すとタブがセットされます。タブがセットされている位置で下に押すと、タブが解除されます。タブの位置までキャリッジを移動させるには、タブレターキーを押します。
バックスペースキーでは、キャリッジを1文字分ずつ左に移動させることが出来ます。
パソコンやワープロ等と、用途は同じです。ハーフバックスペースキーでは、1文字の半分を移動させることが出来ます。
用紙に対しての余白のことで、左右それぞれマージンを設定します。簡単に言うと、左右それぞれ設定した間にタイプできるということです。マージンをセットするには、マージン・セット・スライダーを使用します。
マージンリリースキーとは、セットされたマージンを一時的に外す機能で、設定されたマージンの範囲外に印字したい場合や、マージン設定の変更時に使用します。
ライン(行間)の設定を意味し、1度の改行で複数行分、行送りをすることが出来ます。
活字を下げて処理する方法をセグメント方式といいます。
大文字/小文字を変換するには、活字を下げるか紙を上げるか、2通りの方法がありますが、前者をセグメント方式といいます。
簡単にいうと、ハンマーの先に活字が付いているものと想像してください。
ボール式のものや自転車のスポークのようなタイプのものもあります。
オートパワースペースボタンを押し続けることによって、連続して空白をあけることが出来ます。
誤った綴りでタイピングすると、電子音で知らせてくれる便利な機能です。
間違えてタイピングした際、綺麗に修正することができる便利な機能です。
一部の手動式タイプライターには、キーの左上に「+」「-」のレバーがあります。
これは、タイピング上級者(素早いタイピングができるユーザ)向けの機能で、「+」方向へレバーを移動するとキーは重くなりますが、戻りが早くなり、「-」はその逆になります。
olivetti製タイプライター Lettera 32等、一部の機種が持つ機能です。
トップカバーを取り外してこのレバーを下段にすると、文字を打っているときのタッチが軽くなり、上段にすると重くなります。大抵の場合、上/中/下の3段階の調整が可能です。
単語と単語のスペースをあけるときに使用します。
パソコンやワープロ等と用途は同じです。
リボンの色を切り替える装置です。
中段の白は、贈写版のタイプ原紙を打つときに使用します。リボンを交換したのに印字が薄い等の場合、リボンポジションセレクターを確認してください。
プラテンに挿入された用紙を位置の修正するときに使用します。
レバーを手前に引くと挿入された用紙が動くようになります。タイピングの際は、レバーは元に戻して使用してください。
用紙を支えるものです。
小さな突起を手で押すとアームが出てきます。
用紙を押さえると同時に、マージンのセット位置を決めるときに使用すると便利です。
マージンセットとは行の打ち始め、打ち終わりの位置を決めることです。
指で押さえながら、左右任意の位置へスライドさせ、打ち始めの位置を決めることができます。
マージンセット(行の打ちはじめ、打ち終わりの位置)を一時的に外すキーです。
行の打ち終わりの位置で、このキーを押したまま文字をタイプするか、スペースバーを押します。行の打ち始めの位置では、このキーを押したままバックスペースキーを押します。
大文字や記号(上段)の文字を印字する場合、このキーを押したまま文字をタイプします。
パソコンやワープロ等と、用途は同じです。
行間を決めるものです。